木札屋と切り文字屋

本日１１月２３日、切文字本舗で販売しております、ステッカーの価格改定を行いました。

価格改定の内容は下記の通りです。

１：横長ステッカーは若干の値上げ

２：縦幅が長くなるステッカは値下げ

３：複数段のステッカーは加算の倍率下げ

４：ミラー・ラメ・アイロン転写シート　全て値下げ

５：割引率の改定

以上です。


よりお求め安く、より迅速に！をもっとうに営業をして参ります。

今後も「彫り屋」＆「切文字本舗」を宜しくお願い申し上げます。


＝店　長＝

地紋には色々なものがあります。

「かまわぬ」

鎌　輪　ぬ　を合わせて「かまわぬ」と読みます。

粋ですね。



サイズ：ＴＹＰＥ４　材料：イスノキ


地紋は規則正しく並ぶものがほとんどで、その中に遊び心を感じます。

牡丹文字（ぼたんもじ）

名の通り、牡丹の形を基本とした丸くかたどった文字です。

既成のフォントには存在しないため、作り手によって文字の形が様々ですが、当店では基本を作り文字を制作しています。

サイズ：ＴＹＰＥ２　材：イスノキ　文字：左馬








サイズ：ＴＹＰＥ１　材：イスノキ　文字：三井


１文字及び２文字の範囲内で、可能な限り読むことが出来、それでいて粋に感じるようにバランスを整えます。

タイトルが「木札屋と切文字屋」なに全くステッカーの記事が無いので、そろそろステッカーについて更新したいと思います。


下の写真はお客様よりいただいたものですが、結婚式に使用する「ウエルカムボード」と呼ばれるものです。


店長の私が所帯を持ったのが平成四年。

そんな昔には、気の利いたボードは無かったような・・・（笑）





綺麗ですね。

因みにご自身の結婚式でご使用（写真左）になり、式でご友人が気に入られ再びご注文をいただくことになりました。



ガラスの内側から貼付を行うとのことで、反転して切断し納品致しました。

シート：屋外耐候５年（ホワイト）　書体：Ｅ−０８３（一部修正）　反転文字

三年前からこの時期になると必ず同じ木札をご注文をくださる東京のお客様の漆木札です。

毎年、穴を３ミリに変更とのことで、若干文字を下にずらして文字彫りをしています。

※通常は２．５ミリ

穴は大きくなる程、文字を下にしなければなりませんのであまり大きい穴ですと文字数も限られてくる場合がございます。



サイズ：ＴＹＰＥ２　材料：ケヤキ　漆：黒（彫抜）　穴：３ミリに変更


事前に問い合わせなどからご要望いただければ随時対処致します。

漆仕上げの木札は手間が掛かりますが、素彫りも地紋を彫ると一時間以上の仕事になります。









材料：イスノキ　サイズ：ＴＹＰＥ２　地紋：格子


上の木札は地元の後輩が開店した割烹の店名を彫りました。

下の木札は、その後輩の紹介で知り合っ太鼓の会を彫りました。


素彫りは使い込む程に味わいが増し、シンプルだからこそ飽きの来ない木札だと考えています。

漆の色は元々乳白色なのですが、時間の経過と共に変化するものです。

その漆に顔料や鉄分を混ぜ色々な色にするのですが、漆本来の色を時間の経過だけで出したものは色が透けるのです。

それが「透漆」です。

当店では２種の透漆があり、文字通り「透漆」ともう一つ「紅溜」がありますが、後者は重ね塗りを行うと色が濃いため透けなくなってしまいます。









鎌倉彫りと似ている手法で、最初に木目を埋めて研ぎ出しを行い、その後数回同じ作業を繰り返すことで味わい深い色に仕上がります。


材料：ケヤキ　漆：透き漆（７回研ぎ出し）　制作日数：４週間程度

二ヶ月くらい前でしょうか？東京のリピーター様よりご依頼を受けました木札です。


彫り込む文字は「全国制覇」

ある大会で使用するとのことで、文字以外は全てお任せでした。



四文字でしたので間隔を通常にするとバランスが悪いため、全てつなげて文字彫りを行いました。


材料：イスノキ　漆：黒（地塗）＋洋金（総塗）
洋金は剥げやすく変色しやすいため、透明の漆を厚めに盛り付けました。

先月ご注文をいただいた木札です。





両面共に枠に「赤漆」を埋め込んだことで、女性らしさが出ていますね。

材料：イスノキ　サイズ：ＴＹＰＥ２　制作日数：約２週間

九州の大きなお祭りで活躍したと思います。

ご訪問の皆様、大変ご無沙汰しております。

最後に更新したのが二ヶ月前で、お客様の中には「オイオイ、大丈夫か？不景気で・・・」などと思われた方も少なくないと思います。

実はその反対でして・・・

６月から１０月までお祭りの時期でもあり、とても忙しく、ブログの更新もままならない状態でした。

１１月に入りますと、木札のご注文が落ち着きましたのでブログの更新を復活させていただきます。




６月からご注文をいただきました約７００枚の木札や表札、そしてステッカーなどの商品を一部ですが、記録として残したいため、そして今後お客様の参考になればと思い写真を載せていきます。




まず、先月ご注文いただきました表札。





現在お宅を新築中のお客様が、棟梁から譲っていただいた材料を持ち込まれ、当店で彫りと漆を盛り付け仕上げました。

端材だったのでしょう、鉋が逆目に入っており、当店で磨きを行いましたが少し残ってしまいました。

材は欅ですが、欅は場所によって逆目に鉋が入るので棟梁が使えないと判断し施主様がいただいたと、推測を勝手にしています。

これも一つの趣や味わいになりますね。